変なアルバイト 2



変なアルバイトというと
私は、高校生の時に読んだ
大江健三郎の作品を
思い出します。


「奇妙な仕事」という短編。


主要登場人物は、大学病院の実験用の
犬150匹を殺す仕事を引き受けた
学生アルバイトの「僕」、
「私大生」、「女子学生」
の3人にプロの「犬殺し」の合計4人。


「死者の奢り」という短編。


大学の医学部の事務室に行って、
アルコール水槽に保存されている
解剖用の死体を処理するアルバイト
の話です。




大江健三郎の作品は、文章が難解で
途中で投げ出してしまうことも
あったが、この2作品やセブンティーン
なんていう作品は、まだ初期の頃の
もので、高校生の私でも読みやすかった
ことを覚えています。



東大の学生だった大江は
サルトルに関心をいだき、
文学部フランス文学科にすすみます。

戦後日本の閉塞感と恐怖を
グロテスクな性のイメージを用いて描き
高い評価を得るのです。


「奇妙な仕事」も、第38回芥川賞候補
となっていますが、私には、その文学的
意味などは、わからず、ただただ
その変わったアルバイトについての
興味本位で読んだことを覚えています。




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